
動画の横揺れを防ぐには?
動画を繋げた時に、画面が横に揺れて見える現象は、動画編集でよく起こる問題です。これは、繋げる前の動画と後の動画で、画面の色情報が僅かにずれていることが主な原因です。動画を撮影する時、カメラはレンズを通して入ってきた光を電気信号に変えます。この電気信号が、色の情報として記録されるのですが、この変換の過程で、どうしてもごく小さなズレが生じてしまいます。編集ソフトで複数の動画を繋げる際、このズレが目立つようになると、画面が横方向に動いて見える、つまり横揺れが発生するのです。特に、物が早く動く場面や、カメラの動きが複雑な場面では、この横揺れが目立ちやすいです。また、異なるカメラで撮った動画を組み合わせると、横揺れが起こりやすくなります。それぞれのカメラが持つ部品の特性や設定が違うことが原因です。色のズレは、見た目では分かりにくいこともありますが、編集ソフトに備わっている波形モニターなどの機能を使うと、色の変化を確認できます。色の変化が大きければ大きいほど、横揺れも目立ちやすくなります。この横揺れを防ぐためには、撮影時に三脚を使う、同じカメラで撮影する、編集ソフトで色を補正するなどの工夫が必要です。適切な処置を施すことで、滑らかで自然な動画に仕上げることができます。