
動画制作を加速!CCライブラリ活用術
仲間と一緒に作業をするとき、皆が同じ材料を使えるように整理しておくことはとても大切です。まるで、料理人が共同で調理をする際に、使う材料を共有の棚に置いておくようなものです。アドビの制作支援用まとめて提供ソフト群であるクリエイティブクラウド(略してCC)には、まさにこの共有棚のような機能があります。それがCCライブラリです。CCライブラリは、絵や動画、色の組み合わせ、文字の見た目、文章といった様々な制作材料をインターネット上の場所に保存し、CCに含まれる他のソフトで使えるようにする機能です。例えば、絵を描くソフトのイラストレーターで作った会社の印や、写真加工ソフトのフォトショップで調整した写真を、動画編集ソフトのアフターエフェクトに直接取り込むことができます。いくつものソフトを開いて材料を移動させる手間が省けるので、作業の速さが格段に上がります。まるで、冷蔵庫から材料を取り出すように、必要な時にすぐ材料を使えるイメージです。複数人で作業をする場合、CCライブラリを共有することで、全員が常に最新の材料にアクセスできるようになります。誰かが材料を更新すれば、その変更はすぐに全員に反映されます。これは、共同で大きな絵を描く際に、誰かが色を足したらすぐに全員のパレットにその色が追加されるようなものです。修正作業も楽になり、常に全員が同じ材料を使って作業を進められるので、作業のズレを防ぐことができます。また、材料の更新履歴を管理する手間も省けるので、制作作業全体の効率が良くなります。CCライブラリは、共同作業を円滑に進めるための、まさに縁の下の力持ちと言えるでしょう。