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Adobe After Effects

動画編集の基礎知識:動画ファイルについて

動画とは、連続した静止画を高速で表示することで、動きがあるように見せる技術、また、その技術を使って作られた映像作品のことを指します。仕組みは、パラパラ漫画とよく似ています。パラパラ漫画は、一枚一枚の絵は動いていませんが、それを速くめくると、まるで絵が動いているように見えますよね。動画もこれと同じで、たくさんの静止画を次々に表示することで、動きの錯覚を起こさせています。これらの静止画一つ一つは「こま」と呼ばれ、一秒間に表示される「こま」の数を「こま送り速度」といいます。こま送り速度が高いほど、映像は滑らかに動きます。例えば、こま送り速度が低いと、カクカクとした動きに見えますが、こま送り速度が高いと、まるで現実世界のように滑らかな動きになります。動画には、たいてい音声も含まれていますが、映像だけのものもあります。動画を保存する方法は様々で、それぞれに良さがあります。例えば、ある保存方法は画質が良い代わりにファイルの大きさが大きくなってしまい、別の保存方法はファイルの大きさは小さいけれど画質が下がってしまう、といった具合です。動画編集用の道具を使えば、これらの動画を加工したり、複数の動画をつなぎ合わせたり、効果を加えたりすることができます。動画編集用の道具には、切り詰めたり、つなぎ合わせたり、色味を調整したり、文字を入れたりといった様々な機能があり、思い通りの動画を作ることができます。また、動画に音楽や効果音を加えることも可能です。このように、動画は静止画の連続によって動いているように見せる技術であり、様々な方法で編集・加工することで、より豊かな表現ができるものとなっています。
動画編集

動画変換の基礎知識:ダウンコンバートとは

動画の解像度変換とは、動画の画素数を変える作業のことです。画素とは、小さな色の点のことで、この点が集まって動画の映像を作っています。点の数が多いほど、映像はきめ細かく滑らかに見えます。解像度変換には、画素数を増やすアップコンバートと、画素数を減らすダウンコンバートがあります。ここでは、ダウンコンバートについて詳しく説明します。ダウンコンバートとは、高い解像度の動画を低い解像度の動画に変換する処理のことです。例えば、きめ細かい4K動画を、少し粗いフルHD動画に変換するなどが挙げられます。なぜこのような変換をする必要があるのでしょうか? 大きな理由は二つあります。一つは、ファイルサイズを小さくするためです。画素数が多ければ多いほど、ファイルサイズは大きくなります。動画を保存する容量が足りない場合や、インターネットで送る際に時間がかかる場合などに、ダウンコンバートを行うことでこれらの問題を解決できます。もう一つの理由は、古い機器での再生を可能にするためです。古いテレビや携帯電話などは、最新の解像度の動画を再生できない場合があります。そのような場合、ダウンコンバートすることで、これらの機器でも動画を見られるようにすることができます。では、どのようにして画素数を減らすのでしょうか? 変換ソフトや機器は、まず不要な画素の情報を取り除き、残った画素を元に新しい解像度の映像を作ります。例えば、4つの画素を1つの画素にする場合、4つの画素の色を平均して、新しい1つの画素の色を決めるといった処理が行われます。この処理は、専用の変換ソフトや、動画編集ソフトなどで行うことができます。変換後の画質は、元の解像度や変換方法、そして変換ソフトの設定によって大きく変わってきます。適切な設定を行うことで、画質の劣化を最小限に抑えることが可能です。そのため、変換ソフトの設定画面をよく確認し、自分の目的に合った設定を選ぶことが重要になります。