
動画編集の基礎知識:動画ファイルについて
動画とは、連続した静止画を高速で表示することで、動きがあるように見せる技術、また、その技術を使って作られた映像作品のことを指します。仕組みは、パラパラ漫画とよく似ています。パラパラ漫画は、一枚一枚の絵は動いていませんが、それを速くめくると、まるで絵が動いているように見えますよね。動画もこれと同じで、たくさんの静止画を次々に表示することで、動きの錯覚を起こさせています。これらの静止画一つ一つは「こま」と呼ばれ、一秒間に表示される「こま」の数を「こま送り速度」といいます。こま送り速度が高いほど、映像は滑らかに動きます。例えば、こま送り速度が低いと、カクカクとした動きに見えますが、こま送り速度が高いと、まるで現実世界のように滑らかな動きになります。動画には、たいてい音声も含まれていますが、映像だけのものもあります。動画を保存する方法は様々で、それぞれに良さがあります。例えば、ある保存方法は画質が良い代わりにファイルの大きさが大きくなってしまい、別の保存方法はファイルの大きさは小さいけれど画質が下がってしまう、といった具合です。動画編集用の道具を使えば、これらの動画を加工したり、複数の動画をつなぎ合わせたり、効果を加えたりすることができます。動画編集用の道具には、切り詰めたり、つなぎ合わせたり、色味を調整したり、文字を入れたりといった様々な機能があり、思い通りの動画を作ることができます。また、動画に音楽や効果音を加えることも可能です。このように、動画は静止画の連続によって動いているように見せる技術であり、様々な方法で編集・加工することで、より豊かな表現ができるものとなっています。