1080p

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動画保存の強い味方!大容量HD

高画質動画は、ファイルサイズが非常に大きいため、パソコン本体の記憶容量をすぐに使い切ってしまいます。そのため、動画をたくさん保存するには、記憶容量が大きく、取り扱いが簡単な記憶装置を選ぶことが重要です。動画保存に適した記憶装置として、まず挙げられるのは「固定記憶装置」です。固定記憶装置には、パソコンに内蔵されているものと、外付けで接続するものがあります。内蔵型の固定記憶装置は、近年大容量化が進み、以前よりも多くの動画をパソコンに保存できるようになりました。動画編集ソフトを使う際も、読み込みや書き込みの速度が速いため、作業効率が向上します。しかし、パソコン本体の記憶容量を増設するには、ある程度の知識と技術が必要になります。また、パソコンを買い替える際には、データの移行作業が必要になります。一方、外付けの固定記憶装置は、手軽に持ち運ぶことができるため、撮影場所と編集場所が異なる場合でも、簡単にデータの受け渡しができます。また、複数の機器で動画データを共有したい場合にも便利です。さらに、パソコンが故障した場合でも、データが失われるリスクを減らすことができます。加えて、パソコンの買い替えの際も、データ移行がスムーズに行えます。動画制作を本格的に行う場合は、大容量の外付け固定記憶装置を用意しておくと良いでしょう。高速なデータ転送に対応した規格を選ぶことで、動画編集の作業効率をさらに高めることができます。動画の保存容量や予算、使い方に合わせて最適な記憶装置を選び、快適な動画制作環境を構築しましょう。
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高画質への入り口:D端子とは

D端子は、かつて広く使われていた映像をテレビに映すための接続方法です。家庭にあるテレビと、デジタル放送を見るための機械やDVDを見る機械などを繋ぐ時に活躍していました。デジタル放送が普及し始めた頃、D端子は重要な役割を担っていました。アナログ信号でありながら、とても綺麗な映像を映し出すことができたからです。D端子には、一本の線で映像の信号と操作の信号を送ることができるという利点もありました。そのため、配線が複雑にならず、簡単に接続することができました。この端子は、送ることのできる映像の種類によってD1からD5までの種類がありました。数字が大きくなるほど、より鮮明で滑らかな映像を映すことができました。D1は480iという画質に対応しており、D2は480iと480pの二つの画質に対応しています。さらに、D3は480i、480pに加えて、1080iという、より高画質の映像にも対応しています。D4は、D3の対応画質に加えて720pにも対応しています。そして、最も高画質なD5は、D4の対応画質に加えて、最高の画質である1080pに対応しています。これらの数字とアルファベットは、映像の細かさや表示方法を表しています。480、720、1080といった数字は、画面の縦方向の画素数を表しており、数字が大きいほどきめ細かい映像になります。また、iとpはそれぞれ飛び越し走査とプログレッシブ走査と呼ばれる表示方法を表しています。これらの組み合わせによって、D1からD5までのそれぞれの端子の画質が決まり、映像の見え方が大きく変わってくるのです。