視覚的調整

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Adobe After Effects

AfterEffectsで回転を極める

動画編集ソフトにおける基本的な機能の一つ、回転機能の使い方を解説します。この機能は、動画に動きや変化を加えるための重要なツールです。画像や文字など、動画内の様々な要素を回転させることができます。回転機能を使うには、まず回転させたい要素を選びます。選択した要素の周囲には、丸い操作点が現れます。この操作点をマウスで掴んで動かすことで、要素を回転させることができます。操作点を時計回りに動かすと右回転、反時計回りに動かすと左回転します。回転の角度は、画面上で視覚的に調整できます。操作点を少しだけ動かせば微調整も可能です。さらに、正確な角度を数値で入力することもできます。例えば、ぴったり45度の角度に回転させたい場合は、数値入力欄に「45」と入力します。この回転機能は、静止画だけでなく動画にも使えます。動画内の物体を回転させることで、動きのある表現豊かな映像を作ることができます。例えば、風車が回る様子や地球が自転する様子などを表現するのに役立ちます。さらに、この回転機能は動画に動きを与えるだけでなく、高度な動画表現にも利用できます。時間を操作するパネルで、開始時点と終了時点の回転角度を設定することで、滑らかな回転の動きを作ることができます。例えば、物体がゆっくりと回転を始め、徐々に速度を上げていくような表現も可能です。開始時点では角度を0度に、終了時点では360度に設定し、その間の変化を滑らかにすれば、一周する回転運動を作ることができます。また、回転速度を一定に保ったり、途中で速度を変えたりするなど、様々な動きを表現できます。これにより、より複雑で魅力的な動画を作成することができます。