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撮影機器

魚眼レンズで動画をもっと魅力的に!

魚眼レンズとは、見ている範囲を大きく広げられる特殊なレンズです。まるで水の中にいる魚が見ている世界のように、独特の丸みとひずみのある映像を作り出します。普通のレンズでは写しきれないほど広い範囲を一度に写せるので、雄大な景色や、狭い場所を広く見せる効果があります。魚眼レンズを使うと、映像に動きと迫力が出ます。普段使っているレンズの視野角はだいたい90度くらいですが、魚眼レンズの中には180度以上のものもあります。つまり、自分の周りの景色をぐるりと全部写せるということです。中心にあるものは大きく見え、端に行くほど小さくなるので、見ている人に強い印象を与えられます。普通のレンズでは作れない、個性的な映像表現ができるのが魅力です。魚眼レンズの使い道はたくさんあります。例えば、スケートボードやスノーボードなどの激しい動きのあるスポーツや、旅行の思い出を記録した動画などによく使われています。また、音楽に合わせて作る映像作品にも使われるなど、様々な場面で活躍しています。魚眼レンズを使うことで、見ている人を映像の世界に引き込み、まるで自分もその場にいるかのような感覚を味わえる特別な映像を作ることができます。景色全体を大きく写したい時、狭い場所を広く見せたい時、見ている人に強い印象を与えたい時など、魚眼レンズは映像表現の可能性を広げる強力な道具となります。
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映画のような映像美:アナモフィックレンズの世界

映画館でよく見る、横に長い映像。家庭にあるテレビとは違うこの形が、映画らしさを際立たせる大切な要素です。この特別な映像の秘密は、「アナモルフィックレンズ」という撮影技術にあります。このレンズは、撮影時に映像を横にギュッと圧縮して記録します。そして、映写機で上映する時に、圧縮された映像を元に戻すことで、普通のレンズよりもずっと広い景色を写し出すことができるのです。例えば、雄大な山脈や広い海など、普通のレンズでは捉えきれない景色全体を、アナモルフィックレンズなら画面いっぱいに広げることができます。また、激しい動きのある場面でも、役者だけでなく周りの状況までしっかりと写せるので、より迫力のある映像になります。アナモルフィックレンズが作り出す映像は、ただ広いだけでなく、独特の奥行きと立体感があります。まるで自分が映画の世界に入り込んだような、不思議な感覚を味わうことができるのです。家庭のテレビでも横に長い映画は見られますが、アナモルフィックレンズで撮影された映像は、映画館で観る時のような迫力と美しさを、より強く感じさせてくれます。映画の魔法を味わうには、このレンズの働きが欠かせないのです。
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カムコーダ:動画制作の必須機材

カムコーダとは、絵を撮る機能と撮った絵を記憶する機能が一体となった道具のことです。動画を撮るための道具として、広く使われています。少し昔、動画を撮るというのは今よりずっと大変な作業でした。絵を撮るカメラと、その絵を記録する機械は別々だったからです。撮った映像を残すには、フィルムやビデオデッキといった別の道具が必要でした。そのため、撮影現場ではカメラを扱う人の他に、録画を担当する人、さらに、大きな機材を運んだり設置したりする人も必要でした。たくさんの人が、それぞれ専門的な役割を担っていたのです。しかし、技術が進歩するにつれて、カメラの中に録画する機能を組み込んだカムコーダが登場しました。この画期的な道具のおかげで、絵を撮ると同時に記録することが可能になり、作業がとても楽になりました。以前のように大勢の人員や多くの機材は必要なくなり、一人で手軽に動画を撮影できるようになったのです。また、撮影後の編集作業も簡単になりました。今では、お店で売られている動画撮影用の道具のほとんどが、このカムコーダです。動画を作る現場では、なくてはならない大切な道具となっています。家庭でも、子供の運動会や家族旅行など、様々な場面で活躍しています。小型で持ち運びやすく、操作も簡単な機種が増え、誰でも気軽に美しい動画を撮影できるようになりました。これからも技術は進歩していくでしょう。より高画質、より高性能なカムコーダの登場が期待されています。