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Adobe After Effects

AfterEffectsで自在に描く!ペンツールの使い方

動画編集ソフトにおいて、絵や図形を自由に描くための必須の道具、それがペンツールです。ペンツールは、まるで紙に鉛筆で絵を描くように、画面上に点と線を描き、思い通りの形を表現することを可能にします。ペンツールの基本的な使い方は、画面上をクリックして点(アンカーポイント)を打ち、それらを線でつないでいくというものです。直線を引く場合は、点を打つだけで線が引かれます。曲線を引く場合は、点を打った後にマウスのボタンを離さずに動かすと、線の形を調整するための取っ手(ベジェハンドル)が現れます。この取っ手を動かすことで、思い通りの曲線を作ることができます。最初は使い方が難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで、どんな複雑な形でも描けるようになります。丸や三角といった単純な図形はもちろん、星形や雲のような複雑な形、あるいはキャラクターの輪郭線など、自由自在に描くことができます。ペンツールで描いた線(パス)は、単独で図形として使うだけでなく、動画の一部を切り抜いたり、効果を加えたりするためのマスクとしても利用できます。例えば、動画の中に映っている不要な物を消したり、特定の場所にだけぼかしをかけたりといった操作も、ペンツールとマスク機能を組み合わせることで実現できます。このようにペンツールは、動画編集ソフトにおける非常に強力で応用範囲の広い道具です。使いこなせるようになれば、動画表現の可能性が大きく広がるでしょう。ぜひ練習して、ペンツールマスターを目指してみてください。