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Adobe After Effects

動画編集の要、アンカーポイントを使いこなそう

動画を作る際に使う編集ソフト、特にアフターエフェクトでは「アンカーポイント」というものがとても大切です。これは、動画の中に配置した図形や画像、文字などの部品(レイヤーと呼ばれます)を、回転させたり、大きくしたり小さくしたり、傾けたりする時の、中心となる点のことです。部品がどのように動くかは、このアンカーポイントの位置で決まります。アンカーポイントは、編集画面上では小さな点で示されています。何も設定を変えなければ、部品の真ん中に置かれています。例えば、四角い部品を回転させるとします。アンカーポイントが真ん中にある場合は、四角の中心を軸にクルクルと綺麗に回ります。しかし、このアンカーポイントを動かすことができるのです。例えば、四角の角にアンカーポイントを移動させてみましょう。そして同じように回転させると、今度は角を支点にして回転します。まるで旗がポールに付いて風になびくように、アンカーポイントを中心に部品が動きます。同じ回転という操作でも、アンカーポイントの位置を変えるだけで、部品の動きは大きく変わります。他にも、部品を伸縮させる場合にも、アンカーポイントは影響します。アンカーポイントを中心に部品が伸び縮みするため、アンカーポイントの位置次第で、伸び縮みする方向や範囲が変わってくるのです。このように、アンカーポイントを自在に操ることで、様々な動きを表現することが可能になります。動画編集で思い通りの動きを作るためには、アンカーポイントの役割を理解し、うまく使いこなすことが重要と言えるでしょう。