
3次元モデルを作る:モデリングとは
絵を描く時、まず紙に下書きをするように、3次元映像を作る上でも、まず形を作る作業が必要です。これを「立体造形」と呼びます。立体造形は、コンピューターの中で、まるで粘土をこねるように、3次元の形を作り出す工程です。この工程なしには、どんなに素晴らしい動きや効果も表現できません。まさに、3次元映像制作の土台となる重要な作業と言えるでしょう。立体造形には様々な方法があります。一つは、点を線でつないで面を作り、それを組み合わせて形を作る方法です。これは、針金のように細い線で骨組みを作り、そこに肉付けしていくイメージです。また、粘土のように塊から削り出して形を作る方法もあります。まるで彫刻家のように、不要な部分を削り落としていき、目的の形に近づけていきます。他にも、図形を組み合わせて形を作る方法もあります。立方体や球体などの単純な図形を組み合わせて、複雑な形を表現します。これらの方法はそれぞれに特徴があり、作りたい物に合わせて使い分けられます。例えば、人間や動物などの複雑な形を作る場合は、点を線でつなぐ方法が適しています。一方、建物や家具などの直線的な形を作る場合は、図形を組み合わせる方法が効率的です。立体造形は、3次元映像を作る上で欠かせない最初の工程であり、どのような方法で形を作るかによって、最終的な映像のクオリティに大きく影響します。絵を描く時の下書きと同じように、立体造形は、3次元映像制作の基礎となる重要な作業です。3次元映像の世界で活躍したいのであれば、まず立体造形をしっかりと学ぶ必要があります。