ウィグル

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Adobe After Effects

AfterEffectsで動きをつける:ウィグル活用術

動画に動きを加えることは、見ている人の目を引きつけ、印象を強くする上でとても大切な要素です。動画編集ソフトのAfter Effectsには、様々な動きを作る機能が備わっていますが、中でも「ウィグル」は、キーフレームを打たずに、文字や図形などに自然で不規則な動きを加えることができる便利な機能です。キーフレームアニメーションでは、動きの一つ一つを細かく設定していく必要があります。そのため、複雑な動きを作ろうとすると、どうしても手間がかかってしまいます。しかし、「ウィグル」を使えば、設定した値に基づいて自動的にランダムな動きを作り出してくれるので、簡単に動きのある表現を加えることができます。例えば、文字を揺らしたり、図形を震わせたり、回転させたりといった動きを、複雑な操作なしに実現できるのです。動画に動きを加えることで、単調な映像に変化とリズムが生まれます。見ている人は動きに視線を向けやすく、動画の内容にも興味を持ちやすくなるでしょう。「ウィグル」は、動きを付けるための様々なパラメーター(数値)を設定できます。動きの大きさや速さ、揺れの頻度などを調整することで、思い通りの動きを作り出すことが可能です。例えば、木の葉が風に揺れる様子や、水面に波紋が広がる様子、炎が揺らめく様子なども、「ウィグル」を使えば簡単に表現できるでしょう。また、文字に少しだけ揺れを加えることで、手書きのような温かみのある雰囲気を出すことも可能です。このように、「ウィグル」は動画制作における表現の幅を広げるための強力な道具と言えるでしょう。