アウト点

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DaVinci Resolve

ダビンチリゾルブ:I・O点活用術

動画を制作する上で、不要な場面を取り除き、必要な場面だけをつなぎ合わせる作業は欠かせません。まるで彫刻家が石から像を掘り出すように、作者の意図を表現する上で重要な工程です。この作業を効率よく行うために、ダビンチリゾルブには「開始点・終了点」と呼ばれる機能が搭載されています。この機能は、動画の特定の範囲に印をつけることで、まるで本のしおりように、必要な場面にすぐにアクセスすることを可能にします。「開始点・終了点」は、動画編集ソフト「ダビンチリゾルブ」の中でも、特に重要な機能の一つです。この機能を使うことで、動画の不要な部分をカットするだけでなく、必要な場面だけを繋ぎ合わせたり、特定の場面にエフェクトをかけたりと、様々な編集作業をスムーズに行うことができます。まるで職人が道具を使いこなすように、「開始点・終了点」を使いこなすことは、動画編集の技術を高める上で非常に重要です。本記事では、ダビンチリゾルブにおける「開始点・終了点」の使い方を、基本から応用まで丁寧に解説します。まず「開始点・終了点」を設定する方法を、画面の図解とともに分かりやすく説明します。次に、「開始点・終了点」を使った動画の切り出し方や、複数の動画を繋ぎ合わせる方法など、具体的な編集作業での活用例を紹介します。さらに、作業時間を短縮するためのキーボードショートカットも紹介しますので、初心者の方から経験者の方まで、幅広い層の皆様に役立つ情報となっています。動画編集に興味のある方、ダビンチリゾルブの使い方を学びたい方、動画編集の技術を向上させたい方、ぜひ本記事を最後までお読みいただき、「開始点・終了点」を使いこなせるようになって、あなたの動画制作をより豊かなものにしてください。
動画編集

動画編集の要、アウトポイントを理解する

動画を作る上で、切り取りや繋ぎ合わせといった作業は欠かせません。その作業をする際に「どこまで使うか」を決める目印となるのが「終わり点」、つまりアウトポイントです。動画編集ソフトでは、動画を時間軸に沿って並べたものをタイムラインと呼びます。このタイムライン上に置かれた動画の一部分だけを切り取って使いたい、あるいは動画と動画を繋ぎ合わせたいといった場合に、アウトポイントが重要な役割を果たします。アウトポイントは、動画のどのコマまで使うのかを示す正確な場所のことです。この終わり点は、時、分、秒、そしてさらに細かいコマ単位で指定することができます。例えば、動画の3分10秒24コマ目までを使いたい場合は、アウトポイントをその場所に設定します。このように細かい単位で指定できるため、とても正確な編集作業が可能になります。編集ソフトによって操作方法は多少異なりますが、多くの場合、タイムライン上に表示されている動画の終わり部分をマウスで掴んで動かすことで、視覚的にアウトポイントを設定できます。また、数字を直接入力して設定する方法もあります。正確な位置を設定することが、思い通りの動画を作る鍵となります。現場では「アウトポイント」を省略して単に「アウト」と呼ぶこともよくあります。例えば「3分10秒24コマ目でアウト」のように指示を出すこともあります。動画編集に携わる人同士がスムーズに意思疎通をするためにも、アウトポイントの理解は動画編集の基本中の基本と言えるでしょう。