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撮影技術

動画撮影の基本!アイレベルで自然な映像を

目の高さで写すとは、カメラを人間の目線と同じ高さに置いて撮影することです。まるで自分がその場に立っているかのように感じられ、親しみやすく自然な印象を与えます。映画やテレビ番組など、多くの映像作品で、特別な効果を狙う場合を除いて、基本となる撮り方として広く使われています。この撮り方の利点は、見ている人に、まるで自分がその場にいるかのような感覚を味わってもらえることです。例えば、街並みを写すとき、目の高さでカメラを構えれば、自分が実際にその道を歩いているかのような臨場感を生み出せます。また、人物を写す際には、自然な表情や仕草を捉えやすく、見ている人と写っている人との心の距離を縮める効果も期待できます。なぜ、このような効果が生まれるのでしょうか。それは、私たちが普段見ている景色とカメラの視点が一致するからです。日常的に見慣れた高さからの眺めだからこそ、見ている人は違和感なく映像の世界に入り込み、物語に集中できるのです。例えば、小さな子供と話すとき、自然と子供の目線に合わせてしゃがみこむことはありませんか?それと同じように、目の高さで写された映像は、見ている人を映像の世界へと優しく迎え入れ、感情移入を促す力を持っています。目の高さで写すことは、技術的に難しいことではありませんが、映像に大きな影響を与える重要な要素です。特別な機材も必要なく、すぐにでも試せるので、ぜひ一度、普段の景色を目の高さで写してみてください。きっと、新しい発見があるはずです。